学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 井上 智義 | 年度 | 2017年度 |
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タイトル | 親子関係が子どもの性格志向に与える影響についての検討 |
内容 | 本研究の目的は、親子関係が子どもの人格形成にどのような影響を与えているか、特に性格志向への影響に焦点を当てて明らかにすることである。調査Ⅰでは、同志社大学生225名を対象にポジティブあるいはネガティブな性格志向と親との包括的な関係について質問紙調査を実施した。相関分析を行った結果、親子関係とポジティブな性格志向、その中でも社交性との間に弱い正の相関が認められ、良好でない場合では自己顕示欲との間に弱い正の相関が認められた。調査Ⅱでは、同志社大学生144名を対象に、厄介なことと想定される場面での回答者の解決に向かう意欲や態度と、親子関係との相関を求めた。その結果、食に関することや自己の向上に関する項目との間に弱い正の相関が認められた。調査Ⅰおよび調査Ⅱの結果から、より望ましい親子の関係性を築くためには、盛んにコミュニケーションをとり、過干渉にならない、程よい愛情が必要であることが示唆された。 |
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講評 | 今年度は、合計17名の卒業論文と卒業研究の指導を担当しました。ゼミの中心的テーマは、異文化理解とバイリンガリズムですが、今年度の各自の論文のテーマ は、非常に多岐に及び、親子関係や養育態度とコミュニケーション、服飾関係、 方言、外国語習得など、個性豊かな内容が見られました。教育現場に近いものと しては、教師の生徒への言葉がけの問題、学習意欲や動機づけの問題など、教育 心理学を中心とした多様な問題が取り上げられました。各自の興味関心からなる論文は、先行研究の時間をかけたレビュー、独自の視点でのまとめ、独自の調査によるデータの収集など、すべて心理学的な手法を用いたものとなっています。受講生の努力とその成果を称えたいと思います。 |
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キーワード1 | 性格 |
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キーワード2 | 親子関係 |
キーワード3 | 相関 |
キーワード4 | |
キーワード5 |