学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 井上 智義 | 年度 | 2017年度 |
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タイトル | 干渉的養育態度が子の価値志向性に与える影響 |
内容 | 本研究では、干渉的な養育態度が子どもの「自己進路意識」に負の影響を与える可能性と、子どもの価値志向性尺度の「理論」に負の影響を与える可能性があるという仮説を立て、検証を行った。同志社大学の授業を受講する大学生108名を対象とした。回収された質問紙のうち、回答に不備のない有効回答数は学生数にして95名であった。子の価値志向性は理論的因子、対人関係因子、進路意識因子、合理的因子、自己中心的因子、無計画因子、好奇心因子の7因子を割り出すことが出来た。干渉的養育態度得点と対人関係の相関を求めると、男子学生が0.48721で正の相関であったのに対して、女子学生は0.200262という弱い正の相関を表した。男子学生は干渉的に育てられれば、友達や周囲の人々との関係を大切にする傾向が見られるという結果を得ることが出来た。親子関係会話得点と対人関係因子の相関を求めると、男子学生は親子間で会話をすればするほど、対人関係が良好になるという傾向が見られる。 |
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講評 | 今年度は、合計17名の卒業論文と卒業研究の指導を担当しました。ゼミの中心的テーマは、異文化理解とバイリンガリズムですが、今年度の各自の論文のテーマ は、非常に多岐に及び、親子関係や養育態度とコミュニケーション、服飾関係、 方言、外国語習得など、個性豊かな内容が見られました。教育現場に近いものと しては、教師の生徒への言葉がけの問題、学習意欲や動機づけの問題など、教育 心理学を中心とした多様な問題が取り上げられました。各自の興味関心からなる論文は、先行研究の時間をかけたレビュー、独自の視点でのまとめ、独自の調査によるデータの収集など、すべて心理学的な手法を用いたものとなっています。受講生の努力とその成果を称えたいと思います。 |
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キーワード1 | 養育態度 |
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キーワード2 | 干渉的 |
キーワード3 | 対人関係 |
キーワード4 | 親子間会話 |
キーワード5 | エディプス・コンプレックス |