学科	社会福祉学科	ゼミ教員名	空閑　浩人	年度	2018年度
タイトル	「生きづらい現代社会と自己肯定感―子どもの居場所づくりと自立支援に目を向けて―」

内容	近年、「叱らない子育て」「ほめる子育て」等の育児本が流行し、自己肯定感についての重要性が指摘されている。自己肯定感は、置かれた環境における居場所の有無によって左右される。家庭に居場所がない場合、子どもたちは第三者の支援が必要となる。その場合、社会的な行為が、子どもの自立に向けた支援における諸施策として具現化されるのである。 そこで本稿では、子どもの自己肯定感を「居場所」と関連付け、それに根ざした支援の在り方を検証していく。そして居場所の課題や機能について考察しながら、社会的養護の下で育った子どもの自立だけでなく、すべての子どもの支援の必要性を改めて認識する。

講評	子どもの「自己肯定感」と、それを育み支える「居場所」に着目した論考である。社会的養護のもとで育つ子どもへの居場所の提供と自立支援のあり方や課題など、筆者の児童養護施設での実習経験を踏まえた考察と主張は興味深く、説得力に富む

キーワード1	自己肯定感
キーワード2	子ども
キーワード3	居場所
キーワード4	自立支援
キーワード5