卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名小山 隆 年度2018年度
タイトル「自己決定」について -「幸福」につながる理想の自己決定とは-
内容  私たちは毎日、日常のあらゆる場面で自己決定を行って生活している。医療や福祉の現場においても、患者やクライエントの自己決定を尊重することが重要とされている。近年、その「自己決定」が、私たちの幸福感を高めているという調査結果が発表された。人がもっとも幸福になれるのは、自らの行動を自分自身で選択できるとき、いわゆる「自己決定」ができるときである、と主張する哲学者もいる。本当に、自己決定は私たちの「幸福」につながっているのだろうか。また、自己にとってもっとも良い(幸せな)自己決定を行うにはどうすればよいのだろうか。
 本論文では、幸福や自己決定について説明した後、幸福と自己決定の関係を述べる。そして幸福になるための自己決定を行う方法を考察する。
講評 自己決定と幸福の関連について議論を深めた論文である。援助の分野においてクライエントの自己決定を尊重することは最も優先されるべきとされるが、本当にそうなのか。医療における患者の権利なども議論の対象としたうえで、複数の選択肢をもちその中から自ら選択していくことこそが大切であることについて論じている。
キーワード1 自己決定
キーワード2 幸福
キーワード3 自由
キーワード4
キーワード5