卒業論文詳細 | 同志社大学社会学研究科

学科	社会福祉学科	ゼミ教員名	小山　隆	年度	2018年度
タイトル	子ども虐待を考える

内容	近年、虐待によって幼い命が奪われるというニュースが後を絶えない。平成29年度中に全国210か所の児童相談所が児童虐待として対応した件数は133,778件でこれまでの最多件数になっている。（平成29年厚生労働省福祉行政報告書より）これは前年比より1万1203件の増加であり、深刻な社会問題といえる。　すべての子供が受け入れられる社会とは何か。児童虐待の実態を貧困性に関連させながら読み解くことで、早期発見の対応、あらゆる機関と連携することで児童虐待の長期的支援に必要な課題について解決策を打ち出したい。

講評	児童虐待の原因と対応策について、実態や歴史などにも言及しながら論じたものである。研究の基礎として、提言の前提となるデータとしてイギリスの対策を論じているが、丁寧に英語原文にあたり紹介しているところに特徴がある。