学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2017年度 |
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タイトル | 学生の成長実感から見る教育の成果―ディプロマ・ポリシーと比較して― |
内容 | 大学全入時代と言われ、大学進学率が過半数を超えている現代において、学問を志して入学してくる学生は少なくなったように思える。日本の学生は学ばないと言うフレーズをよく耳にするが、学生は大学生活の中で学習をしていないのであればどんなことに時間を費やしているのだろう。4年間の中でどのような授業でどのような活動を行い、どのような人と交流し、どのようなことを獲得したのだろうか。 また大学に進学する目的が就職のためと答える学生が少なくない中、大学の教育的な機能や学問的価値は十分に発揮されているのだろうか。大学生活で就職活動に重きを置いたという学生は少なくない。このように学問への傾倒が小さい学生が多い中、授業形態や実施内容などどのような外的な要素が学生の成長に影響を与えるのか、学生の学問への傾倒など内的な要素が影響を与えるのかインタビュー調査を通して明らかにしていく。 |
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講評 | 本年度の卒業論文を執筆した学生は20000字が7名、10000字が1名の計8名であった。今年の学生たちの一部は残念ながら、課題設定と進捗については、時間管理がうまくいかなかった印象が強い。当該ゼミでは大学院生を交えてのゼミでのディスカッションも日常化していることもあり、大学院生からのアドバイスを受けることもできるような体制を構築している。全体として、段階的に提出をしながら、完成に近づけてきたが、段階ごとに、教員からのコメントを受けて、修正した内容を教員に提出するというプロセスが機能した部分としなかった部分が反省点である。段階的な指導体制は機能してはいるが、学生同士での議論はあまりおこなわれていなかったように思う。当該ゼミでは、データを収集し、それを分析することが基本となっているため、早期からデータ収集に取り掛からなければ、分析と卒業論文執筆までこなすことはむずかしい。そうした調査のスケジュールとの兼ね合いという難しい点もあるが、進捗状況をゼミのクラスで発表するたびに、ゼミ生同志あるいは教員からのアドバイスを受けながら、どこまでをいつまでにしなければいけないかということを伝え、ゼミ生同士で切磋琢磨しながら、自立的に進めていくことも期待しているのだが、その点が個々バラバラに行われていたのが残念であった。 |
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キーワード1 | 教育成果 |
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キーワード2 | ディプロマ・ポリシー |
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