学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2017年度 |
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タイトル | 教育負担の在り方に関する大学生の意識―教育その他社会保障等に関するアンケート調査より― |
内容 | 日本の、高等教育への公的支出はOECD諸国の中でも最低水準となっており、それに対して多くの人が負担を感じているにも関わらず、教育費負担を軽減するための制度があまり整備されていない。このことから、学生が日本の高等教育の現状や、教育費負担の在り方についてどのように考えているのかを明らかにすることを目的として研究を行った。本研究では、大学生の教育その他社会保障に関する意識、教育費負担の在り方に対する意識について検証するため、社会保障への関心や、教育費負担についての意識などに関するアンケート調査を実施した。その結果、医療・介護、年金など、その他社会保障領域と比較し、教育領域への関心が低いこと、求める社会像と教育領域への意識にズレがあることがわかった。また、その背景には、教育によって社会全体にもたらされる利益はそれほど大きくないという認識があることがわかった。 |
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講評 | 本年度の卒業論文を執筆した学生は20000字が7名、10000字が1名の計8名であった。今年の学生たちの一部は残念ながら、課題設定と進捗については、時間管理がうまくいかなかった印象が強い。当該ゼミでは大学院生を交えてのゼミでのディスカッションも日常化していることもあり、大学院生からのアドバイスを受けることもできるような体制を構築している。全体として、段階的に提出をしながら、完成に近づけてきたが、段階ごとに、教員からのコメントを受けて、修正した内容を教員に提出するというプロセスが機能した部分としなかった部分が反省点である。段階的な指導体制は機能してはいるが、学生同士での議論はあまりおこなわれていなかったように思う。当該ゼミでは、データを収集し、それを分析することが基本となっているため、早期からデータ収集に取り掛からなければ、分析と卒業論文執筆までこなすことはむずかしい。そうした調査のスケジュールとの兼ね合いという難しい点もあるが、進捗状況をゼミのクラスで発表するたびに、ゼミ生同志あるいは教員からのアドバイスを受けながら、どこまでをいつまでにしなければいけないかということを伝え、ゼミ生同士で切磋琢磨しながら、自立的に進めていくことも期待しているのだが、その点が個々バラバラに行われていたのが残念であった。 |
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キーワード1 | 教育負担 |
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キーワード2 | 社会保障 |
キーワード3 | 大学生 |
キーワード4 | |
キーワード5 |