学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 木原 活信 | 年度 | 2019年度 |
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タイトル | キリスト教徒であるセクシュアルマイノリティの人々の当事者活動の実態と今後の可能性―平良愛香の活動を通して― |
内容 | 現在、自分のセクシャリティを公表し、活動を行う芸能人や政治家等が少しずつ増えており、セクシュアルマイノリティに対する認知度が上昇していることは明らかである。その中でも、宗派によって異なるが、同性愛に対して議論があるキリスト教を信仰する者のなかにも、セクシュアルマイノリティは存在する。宗教においても、性においてもマイノリティである、キリスト教徒であるセクシュアルマイノリティは、多くの”生きづらさ”を感じていると考えた。そのため、ゲイであることを公表し初めて牧師となった人物である平良愛香に対しインタビューを行い、平良愛香の半生を通じて、キリスト教徒であるセクシュアルマイノリティの”生きづらさ”を解消するための手段を検討した。そして、「生きづらさ」を解消するためには、幼少期からの教育が重要であると考え、現在の性教育にセクシュアルマイノリティの当事者の声を取り入れるべきであると結論づけた。 |
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講評 | 本論では、キリスト教徒であるセクシュアルマイノリティの当事者活動の実態と今後の可能性について、革新的な運動をなしている平良愛香牧師の思想とその活動を通して、議論したものである。本論で、キリスト教徒であるセクシュアルマイノリティの人は、多くの“生きづらさ”を感じていることを明らかにしている。そのような文脈で、本論ではゲイであることを公表し牧師となった平良牧師をとりあげ、直接インタビューを通じて、“生きづらさ”の現実に迫るとともにそれを解消するための方法を検討した。最終的に、幼少期からの教育が重要であると考え、現在の性教育にセクシュアルマイノリティの当事者の声を取り入れるべきであると結論づけた。 結論部分や提言がそれまでの先鋭的な問題意識と比して、曖昧なところが残るが、問題意識や着眼点の鋭さは高く評価できる。また、実際に東京へ出かけインタビュー調査などを通してリアリティに迫った点、テーマへの一貫性、そして自分の言葉で文章をしたためた能力とその表現力も高く評価できる。今後、この成果を活かして、しっかり励んでもらいたい。 |
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キーワード1 | セクシュアルマイノリティ |
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キーワード2 | キリスト教 |
キーワード3 | 当事者活動 |
キーワード4 | |
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