学科	社会福祉学科	ゼミ教員名	空閑　浩人	年度	2019年度
タイトル	少年の非行と社会環境～非行少年を生まぬ環境づくりを目指して～

内容

本稿は、私が現在の日本で最も早急に対策するべきと考える問題である「急激な少子高齢化の加速に伴う将来的な労働人口の減少」に対しての解決策の一つとなりうる理論の確立を最終的な目標として製作したものである。具体的には、非行に走る少年の発生を未然に食い止め、社会からいわゆるドロップアウトした状態となることを防止することで、本来非行に走るはずのエネルギーを各々の適した職業に向けることである。また、それと同時にすでに非行に走った少年達に対しても受け皿的環境を社会の側が整備し、先ほどと同じように各々が最も力を発揮できる職業につけるようにすることである。そのために、本稿では、まず非行少年が生まれる原因を様々な角度から洗い出し、その解決策を考察、次に最も効果的に機能する非行少年の受け皿や触法少年に対する制度を実践例をもとに考察し、最後に全体のまとめと非行少年に対する社会、個人の在り方を述べた上で締めくくっている。

講評	「少年の非行と家庭環境―非行少年を生まぬ環境作りを目指して―」：なぜ少年たちが非行に走るのかというその背景に着目しつつ、ではどうすれば非行に走らずに健全に育ち、働く環境が提供できるのかについて論考したものである。今日の社会状況を踏まえつつ、非行少年の更正と受け皿的環境の整備に向けた考察は大変興味深い。

キーワード1	少子高齢化
キーワード2	非行
キーワード3	少年犯罪
キーワード4	更生
キーワード5	受け皿