卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名空閑 浩人 年度2019年度
タイトル現代日本における正義と価値観決定の在り方?私の正義論?
内容 暗いニュースばかりが続く近年の日本では、多くの人が生活に疲弊している。幸福よりも安定を選択する人も少なくはない。そこで、どうすれば社会がより良い方向に進んでいくかと考えた時に、今こそ「正義」が必要なのではないかと思った。本稿では、現代社会における「正義」とは何かを追求し、個人や社会など様々な視点から「正義」について考察することを目的としている。そこには個々人の価値観決定が綿密に関わっており、「正義」を考えるうえで、現代社会の価値観決定の在り方を探ることは欠かせないものとなっている。ソクラテスやプラトンの哲学から始まり、ジョン・ロールズやマイケル・サンデルなどの正義論を取り上げながら、「正義」とは何かについて考えていく。さらに、日本で起こった事件や近年のSNS上での問題を例に挙げて、それらを踏まえながら今の筆者が考える正義について論じた。
講評 「現代日本における正義と価値観決定の在り方―私の正義論―」今日の様々な事件や社会問題を抱える日本の現状を鑑み、「今こそ正義が必要」との思いに貫かれた内容の論文である。ロールズやサンデルなどの代表的な正義論を紹介するが、単に抽象的・哲学的な内容にとどまらない議論が展開される。「新たな正義論」の誕生である。
キーワード1 正義
キーワード2 社会
キーワード3 価値観
キーワード4 ジョン・ロールズ
キーワード5 共生