学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 越水 雄二 | 年度 | 2017年度 |
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タイトル | プロイセン国王フリードリヒ2世と人間形成 |
内容 | 本稿は、プロイセン国王フリードリヒ2世を人間形成という観点から評価することを目的とし、プロイセンの歴史の変遷、フリードリヒ2世の生涯、フリードリヒ2世の著書を分析したうえで、フリードリヒ2世の教育に対する考え方を研究したものである。 プロイセンは、国の成り立ちゆえに宗教的・民族的に寛容な精神が根付いていた。このことが、後に啓蒙思想が生まれる土壌となった。また、そのような伝統の中でフリードリヒ2世は、啓蒙専制君主としての理想を政治に反映させた。 著書では、君主として何をなすべきかという思想のほかに、理性によって情念を抑えることの重要性について説き、若者への教育においても同様に述べられていた。さらにフリードリヒ2世は、国を支えるものが人であるため、これから国を担う若い人を育てることに傾注すべきであると主張していた。 以上の分析から、フリードリヒ2世は人間形成という点において、高く評価できるものであると結論付けた。 |
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講評 | 2017年度の〈西洋教育文化(史)ゼミ〉では、7本の卒業論文が提出されました。また、前年度3年次の本ゼミ参加者のうち1名は、今年度4年次に卒業研究を提出しています。 どの卒業論文/研究のテーマも、執筆者それぞれの興味関心に基づいて自由に設定それたものです。テーマの決定や取りかかりが遅かったり、就職活動や公務員試験に時間をとられたりなど、卒業論文/研究の完成が本人にも私にも心配になることもありました。しかし、ゼミで中間発表と相互検討を重ねながら全員が何とか論文を書き上げ、卒業予定者は全員提出できたことをまずは喜びたいです。そして、各自の取り組みの姿勢で反省すべき点は、きちんと振り返っておく必要があります。もちろん私も、各人に適切な指導ができていたかをよく反省しなければなりません。 「文は人なり」(文章は著者の人間性を表わす)と言われる通り、学生それぞれの個性がよく反映された卒業論文/研究になっていると私は思います。皆さんにとって今後、論文/研究の内容が西洋に限らず日本や世界の教育や文化、社会などを理解していく上での原点になることと、執筆の経験がそれぞれの仕事に活かされていくことを祈っています。 |
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キーワード1 | フリードリヒ2世 |
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キーワード2 | 人間形成 |
キーワード3 | プロイセン |
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