学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 越水 雄二 | 年度 | 2017年度 |
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タイトル | ギリシア人教師から見る古代ローマ帝国の教育と文化 |
内容 | かつて地中海を席巻し、大帝国を築き上げ、200年のもわたる平穏な期間を実現するほどの力を持っていた古代ローマ帝国。しかし、その国家の基盤となる文化や教育は軍事的に支配したはずのギリシアに逆に文化的に支配されたとされている。だが、ローマが上記のような大帝国を築くことができた理由には、ただ単にギリシアに文化的に支配されたのではなく、ギリシア文化を使いこなしたからであるという仮定のもとで考察していく。 その中でも重要な存在となるのは、ローマにギリシアの教育と文化を流入させた人々であるギリシア人教師である。このギリシア人教師を取り巻く、ローマ特有の制度や待遇にも目を向けながら。ローマの教育と文化が、ギリシアの影響でどのように変容したのか、そして、何が変容しなかったかについて具体的なローマの教育をあげながら考察していく。 そしてその考察から垣間見えるローマ独自の特徴が何なのかについて本輪で結論付けている。 |
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講評 | 2017年度の〈西洋教育文化(史)ゼミ〉では、7本の卒業論文が提出されました。また、前年度3年次の本ゼミ参加者のうち1名は、今年度4年次に卒業研究を提出しています。 どの卒業論文/研究のテーマも、執筆者それぞれの興味関心に基づいて自由に設定それたものです。テーマの決定や取りかかりが遅かったり、就職活動や公務員試験に時間をとられたりなど、卒業論文/研究の完成が本人にも私にも心配になることもありました。しかし、ゼミで中間発表と相互検討を重ねながら全員が何とか論文を書き上げ、卒業予定者は全員提出できたことをまずは喜びたいです。そして、各自の取り組みの姿勢で反省すべき点は、きちんと振り返っておく必要があります。もちろん私も、各人に適切な指導ができていたかをよく反省しなければなりません。 「文は人なり」(文章は著者の人間性を表わす)と言われる通り、学生それぞれの個性がよく反映された卒業論文/研究になっていると私は思います。皆さんにとって今後、論文/研究の内容が西洋に限らず日本や世界の教育や文化、社会などを理解していく上での原点になることと、執筆の経験がそれぞれの仕事に活かされていくことを祈っています。 |
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キーワード1 | 古代ローマ帝国 |
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キーワード2 | 教師 |
キーワード3 | ギリシア人 |
キーワード4 | 教育 |
キーワード5 |