学科	社会福祉学科	ゼミ教員名	埋橋　孝文	年度	2020年度
タイトル	愛着障害のケアについて

内容	本論文は、知名度が高くないにも関わらず重度であると境界性パーソナリティー障害や不安障害、うつなどの精神疾患の要因の1つとなったり、重度でなくとも対人関係や物事の認知に影響を与えたりして人生の在り方を左右するといっても過言ではない「愛着障害」について、そもそも愛着とは何であるかという点から理解を深め、愛着障害に至る要因や克服方法について研究を進める。 愛着は物心のつく前から特定の養育者との間で形成が始まるものであることから、養育環境に問題があるからこそ保護された児童が入所する児童養護施設には愛着障害を抱えた児童が多いことを実習の経験も交えて想定し、それらの児童に対して愛着の課題を解決し健やかな発達を促すために最善と思われる対処法を、現在施設で行われている試みとその健やかな発達を促すために最善と思われる対処法を、現在施設で行われている試みとその結果も踏まえて考察した。

講評	近年、自己肯定感をどのようにはぐくんでいくかということに 関係して注目の集まっている愛着障害に対する最善の対処法 を検討した論文である。実習の経験を活かした、児童養護施設 での里親委託の積極的な活用を訴えている。実習経験の深化が が図られている点が評価できる。

キーワード1	愛着
キーワード2	安全基地
キーワード3	児童虐待
キーワード4	発達障害
キーワード5	里親委託