学科	社会福祉学科	ゼミ教員名	郭　芳	年度	2021年度
タイトル	社会不安障害に対する理解～対人関係に及ぼす影響～

内容	本論文では社会不安障害(SAD)を持っている者が人間関係や様々な社会的状況で遭う問題とその影響、それを社会はどのように理解するべきかを目的として作成した論文である。社会不安障害の定義について説明し、社会不安障害を持っている人々が対人関係、学業、業務などの社会的状況でどんな影響を受けているかについて実例を挙げながら述べる。また、社会は彼らをどう理解しなければならないのか。特別扱いをして彼らの便宜を図るべきか、それとも他の人と同じ物差しで見るべきかについて述べる。そして、その支援、制度、筆者の考えなどを述べる。 その結果、社会不安障害は、社会が偏見を捨て彼らをありのままに受け入れ、他の人たちと同様の物差しで見るべきであり、最も重要なことは自分の問題に直面し、ありのままの自分を受け入れ、それを「克服しようとする意志と努力」だという結論を導出した。

講評	本論文は社会不安障害という病名を取り上げ、医学的定義から症状、影響などを詳細に説明し、患者理解ができるための支援を考察したものである。「社会が偏見を捨て彼らをありのままに受け入れる」「自分の問題に直面し、ありのままの自分を受け入れ、それを克服しようとする意志と努力」が必要であるという主張に納得する。

キーワード1	社会不安障害
キーワード2	対人関係
キーワード3	社会的状況
キーワード4	認知行動療法
キーワード5