学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 空閑 浩人 | 年度 | 2021年度 |
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タイトル | 愛着障害の克服 |
内容 | 従来の、愛着の問題は、子どもの問題、特殊で悲惨な家庭環境で育った子どもの問題として扱われることが多かった。しかし、近年は、一般の子どもだけではなく、大人にも広くみられる問題だと考えられている。そして今日、社会問題となっている様々な困難や障害に関わっていることが明らかとなってきた。さらに昨今、発達障害ということが盛んに言われ、この発達の問題の背景には、かなりの割合で愛着の問題が関係している。実際、愛着障害が発達障害として診断されているケースも多い。人間が幸福に生きていくうえで、最も大切なモノは安定した愛着である。愛着とは、人と人の絆を結ぶ能力であり、人格の土台の部分を形作っている。人はそれぞれ特有の愛着スタイルをもっていて、どういう愛着スタイルをもつかにより、対人関係や愛情生活だけでなく、仕事の仕方や人生に対する姿勢まで大きく左右される。それほど、愛着は、人生において重要視されるものである。 |
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講評 | 本論文は、「愛着」の問題を取り上げ、それが子どもの時期だけでのことでなく、大人になってからの生きづらさにも影響を及ぼすという視点からの考察がなされている。愛着が人生全体に影響を与えるということから、幸福に生きるために大切なことが示唆される。 |
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キーワード1 | 愛着障害 |
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キーワード2 | 愛着スタイル |
キーワード3 | オキシトシン |
キーワード4 | 安全基地 |
キーワード5 | 毒親 |