学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 小山 隆 | 年度 | 2021年度 |
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タイトル | 日本における安楽死の法制化の是非について考える |
内容 | 祖母の死と向き合った経験から、私は「安楽死」に関心を抱いた。医療の発達により生きるための選択肢が増えた世の中で、生きることを強いられている命もあるのではないか。「死にたい」と願った人たちの意思はどこに行くのか。そのような疑問から、「安楽死」について研究を進めることに決めた。世界には、2001年から安楽死を容認していた国がある。 そんな中で、これまで日本は安楽死とどう向き合ってきたのか。そして、これからはどのような議論を進めていくべきなのか。決して一筋縄ではいかない安楽死問題を、特定の立場にかたよることなく、述べていきたい。 本論文では、安楽死への正しい理解を深め、安楽死を容認している国々からその歴史や特 徴を紹介する。その後、現在は安楽死が容認されていない日本の未来について考えていくこととする。 |
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講評 | 日本は安楽死が法制化されていないがそれは何故か。またその現実をどのようにとらえるべきかについて検討した研究である。 オランダをはじめとする安楽死容認国の状況を調べたうえで、容認国の共通点として個人の自由を強く尊重する「個人主義社会」であることを明らかにしている。そのうえで日本の安楽死をめぐる社会状況を紹介し、日本人が死に対して否定的なイメージを持ちがちであることや、個人主義と集団主義の習慣に位置する国民性をもつことなど文化的理由から、安楽死が法制化されにくいことを指摘している。そのうえで結論として家族への忖度などからでなく本人が本当の自己決定として選択できるべきであると結論づけている。 |
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キーワード1 | 安楽死 |
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キーワード2 | 尊厳死 |
キーワード3 | 死生観 |
キーワード4 | 国民性 |
キーワード5 |