学科	社会福祉学科	ゼミ教員名	小山　隆	年度	2022年度
タイトル	少年犯罪、憂いと希望?犯罪少年の更生と支える社会のあり方?

内容

この論文は、少年犯罪が起きる背景にある問題について調査し、加害 者の更生までの道のりと再犯防止策、社会福祉支援対象者として更生 に必要な教育や福祉の関わり方について考え、述べるものである。第 一章は、少年事件、少年犯罪、少年法についての概要と、少年犯罪率 の推移、昭和から現在までに起きた少年犯罪、事件から背景にある問題について推察していく。第二章では加害者となった少年が、なぜ非 常な犯罪に及んでしまうのかを、その背景にある家庭、学校、地域社 会といった少年 を取り巻く環境や、貧困、過去の体験、人間関係に より形成される人格や心理など、成長の過程で及ぼす影響について調べ、発達障害などの障害と犯罪の関係についても考察していく。 第三 章では更生施設での現在の取り組みや再犯について調査し、 少年犯罪の加害者支援の視点から、社会復帰までの更生のプログラムと今後の社会の取り組みについて考察していく。また少年犯罪を生みださな い社会づくりと、犯罪を繰り返さないために 必要な、社会福祉の課題 をまとめていく。

講評	少年犯罪の原因、対策について論じたものである。 具体的には、児童相談所の制度レベルの充実、さらに有資格者の増員などを主張している。 また、予防策と、アフターケアにおける「福祉」と「教育」の重要性を主張している。

キーワード1	少年犯罪
キーワード2	背景
キーワード3	非行
キーワード4	つながり
キーワード5	居場所