卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名小山 隆 年度2022年度
タイトル介護事業の早期介入の必要性 ?フレイルとは?
内容 私は在学4年間を通して、高齢化社会である日本が抱える問題の多さ・重さを知ることができた。この問題にアプローチできるような施策を考え、辿り着いた答えが「介護予防」であった。高齢者の増加を止めることはできないが、自立した健康な高齢者が多くなれば、高齢化社会が抱える問題もそこまで大きくはならないのではないか。
そこで私が注目したのが「フレイル」である。フレイルは、厚生労働省研究班の報告書では「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」と定義されている。簡潔に表すと健康な状態と心身に何らかの問題がある間の状態だ。フレイル状態を予防・改善することで、介護状態を予防する「介護予防」の第1歩に繋がるのではないかと考え、「フレイル」について理解を深めし、多方面からフレイル予防について考えていきたい。
講評  高齢化社会において、どのような対策が必要か、その問いへの答えの一つとして「フレイル対策」に焦点を当てた論文である。
 介護を必要とする高齢者が増加するのに合わせて、必要とされる介護専門職数も増加し、慢性的に人手不足が発生することになる。
 この構造的問題を「フレイル」状態に注目することで、本人・家族・地域すべてにとっての最適解を導いていこうとしたものである。
キーワード1 介護予防
キーワード2 高齢化社会
キーワード3 フレイル
キーワード4 フレイル予防
キーワード5