卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名小山 隆 年度2022年度
タイトル日本型雇用システムの問題と解決策について           ~新しい日本型雇用システムの創成~
内容 本論文では、日本型雇用システムに焦点を当て、他国の雇用システムと比較をした上で、今後どのような雇用システムを取るべきかについて論じる。バブルが崩壊し、グローバル化が進む中で経営が苦しくなった企業は、多くの正社員をリストラし、派遣社員の雇用を増やすようになった。 その影響もあり、終身雇用制度を維持し続ける企業は年々減ってきている。さらに、コロナウイルスによるワークスタイルの変化から日本型雇用は徐々に変化しつつある。しかし、アメリカのようなジョブ型雇用と呼ばれる成果主義型の雇用システムは日本人の気質や文化的側面からそのまま導入することは難しい。その上で、北欧のスウェーデンの雇用システムを挙げ、3つのシステムからと経営者間に互恵があることを論ずる。その際に、労働者の格差や労働者をして生産性を高める教育制度の強化等についても論じる。
講評 本論文は日本型雇用システムの問題を明らかにしたうえで、今後のあり方について考察したものである。
従来の日本型雇用システムのメリット・デメリットを論じたうえで、今後の参考になりうるモデルとして、アメリカ、スウェーデンの雇用システムを取り上げている。
そして最終的にあるべき日本型雇用システムとしてメンバーシップ型雇用からジョブ型雇用への移行を唱え、その実現に当たって労働者の意識改革、教育が必要であることなどを強調している。
キーワード1 終身雇用
キーワード2 日本型雇用
キーワード3 労働者と経営者の関係
キーワード4 労働者教育
キーワード5 格差