卒業論文詳細 | 同志社大学社会学研究科

学科	社会福祉学科	ゼミ教員名	小山　隆	年度	2022年度
タイトル	長時間労働の実態と改善策

内容	毎年多くの若者が過度な長時間残業や職場での人間関係が原因で過労死に至っている。例えば広告業界の電通で女性社員が月100時間の残業の末に自殺した事例がある。他にもメディアでは報道はされていなくても平成17年度は34,384人、平成22年度は30,353人、平成27年度は27,019人と多くの人が亡くなっていることが分かる。私は、就職活動を通して多くの会社が就活生に対して福利厚生や残業の少なさ、人間関係の良好さをアピールしているにもかかわらず何故こういったことが起こっているのか疑問に感じた。選択肢がたくさんあり情報にありふれた社会であるからこそ軽視されてきた問題に本論文では触れていく。

講評	長時間労働がもたらす問題について明らかにしたうえで対応策について言及した論文である。長時間労働を削減することとして「３６」協定の順守、勤務間インターバル制度の導入に加えて、復職対策や病気休職制度の必王政などについて論じている。