卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名郭 芳 年度2023年度
タイトル利用者のニーズを軸とした介護レクリエーションのあり方についての考察 ─カジノ型レクリエーションに関する調査をもとに─
内容  従来の介護施設で行われるレクリエーションでは、一部の利用者のニーズを十分に満たすことが難しいという課題がある。そこで、本研究では特定のニーズに応えるためのカジノ型レクリエーションについて、先行事例をまとめるとともに、通所介護施設「デイサービスラスベガス」を訪れ、聞き取り調査を行った。調査の結果、カジノ型レクリエーションは身体機能や脳機能の維持・向上に効果的であるとともに、利用者の活動に対する意欲や主体性を向上させるという効果もあることが分かった。一方で、カジノ型レクリエーションには、カジノ要素を取り入れているための問題点など、いくつかの課題が存在し、それに対処するためには様々な工夫が必要である。これらの結果を踏まえ、利用者の視点に立ち、そのニーズを軸とした新しい介護レクリエーションのあり方について考察した。
講評  この論文は、従来の介護施設のレクリエーションが一部の利用者のニーズに十分に応えることが難しいという問題に焦点を当て、特定のニーズに対応するためのカジノ型レクリエーションについて検討している。研究は、実際のデイサービス施設「デイサービスラスベガス」を訪れ、聞き取り調査を行った結果を通じて、カジノ型レクリエーションの効果や課題について明らかにしている。
 講評として、研究は特定の介護ニーズに対応する新しいアプローチとしてカジノ型レクリエーションの有効性を示唆しており、利用者の意欲や主体性向上といったポジティブな効果が注目される。しかし、課題や問題点も指摘されているため、今後の展開ではこれらに対処する具体的な方法や改善策を模索することが重要である。また、他の介護施設でも同様のアプローチが適用可能かどうかを検証し、より広範で実用的な知見を得ることが期待される。
キーワード1 介護
キーワード2 ニーズ
キーワード3 レクリエーション
キーワード4 カジノ
キーワード5