学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 郭 芳 | 年度 | 2023年度 |
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タイトル | デジタルディバイドとQOLの向上について |
内容 | 本論文では、高齢者のQOL向上を目的として、多様な要素があるQOLの中でも今後のトレンドになり続けるであろうテクノロジーとの関係性に焦点を絞って論述した。テクノロジーの中でも若者と高齢者との世代間に存在するデジタルディバイド(情報の格差)というものをメインセンテンスとしている。なぜなら、私が高齢者と仕事を通して触れ合うという実体験からデジタルディバイドを解消することが、最も高齢者のQOL向上に寄与すると考えたからである。 そして本論文の中では高齢者がQOL向上のために、デジタルディバイドの有無によって行えることの違い、利用できるハイテクデバイスを解説した上で、テクノロジーの観点からみた、QOLという多義的な言葉の再定義を行った。そして実際にデジタルディバイドを感じている高齢者と、デジタルディバイドを感じていない高齢者に様々な質問を用意し、インタビューを行った後、その回答を元に、日本でテクノロジーを利用して高齢者のQOL向上を行うために必要なことを、政府が現在行っている制度を交えながら個人の見解を加えて述べている |
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講評 | 本論文は、高齢者の生活の質(QOL)向上とテクノロジーの関係に焦点を当て、特にデジタルディバイド(情報の格差)が若者と高齢者の間で存在する問題を強調している。論文はデジタルディバイドの克服がQOL向上に寄与するとの見解を提示している。また、デジタルディバイドを感じているか否かに基づいて高齢者層を分け、ハイテクデバイスを使いこなせている層とそうでない層に対してインタビューが行われた。得られた回答を元に、日本でテクノロジーを活用して高齢者のQOL向上を促進するための政府の制度について論じている。 論文は実証的であり、具体的なインタビュー結果を通じて、高齢者がテクノロジーをどのように受け入れ、利用するかに関する示唆を提供している。また、政府の制度との関連性も強調され、単なる理論だけでなく実際の政策にも焦点を当てている。全体として、論文は高齢者のQOL向上に向けた現実的な手段を提示し、将来の政策に対する示唆を提供している。 |
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キーワード1 | デジタルディバイド |
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キーワード2 | QOL |
キーワード3 | ハイテクデバイス |
キーワード4 | テクノロジー |
キーワード5 |