卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名小野セレスタ 摩耶 年度2023年度
タイトル児童相談所の在宅指導における今後の児童虐待対応の在るべき姿
内容  本論文では、「児童相談所が行う児童虐待対応は充分であるのか」という問いに対し、様々なデータを用いて、児童虐待とはなにか、児童虐待の現状などの基礎的な内容から、児童相談所と児童虐待との関係や、児童相談所の課題点について論じたものである。
 被虐待児のニーズへの対応は、近年の児童家庭福祉施策の中でも特に重要なものとして位置付けられてきている。
 そこで、本論文では、児童相談所の児童虐待対応に関する現状や課題点を明らかにし、児童相談所の在宅指導における今後の在り方について考察した。その結果、虐待を受けている子供の対応は、問題の複雑さや高い専門性が求められる中、ニーズに対応する児童相談所や市町村の対応には限界があるため、より施策の充実が求められており、支援サービスにつながることが出来るような地域の仕組みを児童相談所とは別で構築し、虐待を阻止することが大切だという結論に至った。
講評 児童相談所運営指針やたびたび改正される児童福祉法、児童相談所に関連する法令を丁寧に読みこみ、理解したうえで要点をまとめている点がまず評価できる。また、児童相談所が対応する児童虐待事例の9割は在宅指導であることに注目し、在宅指導のあり方について、都道府県、政令市、特別区の児童相談所を例に、課題を明らかにしている点も評価できる。
キーワード1 児童虐待
キーワード2 児童相談所
キーワード3 在宅指導
キーワード4
キーワード5