卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名廣野 俊輔 年度2023年度
タイトル健康寿命を過ぎた後の高齢者の生活
内容 本稿では、健康寿命を過ぎた高齢者の生活についての考察をおこなってゆく。健康寿命を過ぎた高齢者は、身体的にも衰えており、目に見えた健康状態の回復が望まれない。また、彼らの多くは高齢者施設に入所している要介護者であったり、認知症を患っている高齢者も多いため、他の世代がそうしているように本人が生活満足度や生活の質について回答することは困難である。こうした背景から彼らの生活の質に関しての議論が活発に行われてこなかった。高齢者の割合が世界で最も高い日本が、急速に進む高齢化社会の中で、豊かで安定した国民生活を確保してゆくために、健康寿命を過ぎた高齢者、すなわち、健康でない高齢者の生活について、さらなる議論が必要であることが、本稿での重要な示唆である。
講評 自らの祖母の観察を中心とした研究は粗削りながら斬新でした。
キーワード1 高齢者
キーワード2 健康寿命
キーワード3 認知症
キーワード4 介護
キーワード5 高齢化社会