学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 青木 貞茂 | 年度 | 2009年度 |
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タイトル | ファッション・ブランドの広告表現 ?写真のメディア特性から |
内容 | 本論の課題は、ファッションのラグジュアリー・ブランド広告の構成、及び、その表現に必要不可欠な写真というメディアに特に注目し、その密接な関係の謎を解き明かすことからはじめて、「何故ラグジュアリー・ブランドの広告にとって写真というメディアは効果的なのか」という疑問に答えることで、近代的な「ブランド」が陥っている問題を解明することにある。複製技術によって誕生した大衆の存在、及び、階級制度の崩壊によるブランドの民主化、そして、メディアへの権力の移行によってラグジュアリー・ブランドは「スタイル」と「モード」という二つの価値の共存という矛盾を抱えている。矛盾を内包するブランドは、写真メディアの「象徴化作用」や「写真イメージの逆説」といった性質によって超越的なスタイルを表現・維持しつつも、メディアの「現在性」や写真の「真正性」によってモードの世界でぎりぎりの綱渡りをしてきた。ラグジュアリー・ブランドにとっての写真とは、モード化したファッション界が担ってしまった矛盾をハイブリット化する特効薬であり、そのために最も効果的であると証明される。 |
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講評 | 青木ゼミの卒論で扱うテーマは、広告表現、新しいメディア、キャンペーン、ブランド、文化、地域・都市、環境などバラエティに富んだものです。これらのテーマに関して、オリジナルな視点で具体的なケース分析、歴史分析、理論的な分析などを行なっています。これらは、ゼミ生がゼミにおいて実際の広告を分析し、自分でキャンペーン、ブランド広告を企画・立案した経験に立脚して書かれた力作論文です。広告を中心としながらもビジネスよりのものもあれば文化論的なものもあるといったようにテーマ、方法論ともに幅の広さが特徴です。 |
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キーワード1 | ブランド |
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キーワード2 | 写真 |
キーワード3 | 広告 |
キーワード4 | ファッション |
キーワード5 | 複製 |