学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 浅野 健一 | 年度 | 2009年度 |
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タイトル | 沖縄密約問題―揺れ動くマスメディア― |
内容 | 「密約事件」は、米側が日本に支払うべき沖縄基地復元補償費など400万ドルを日本側が肩代わりした事件だ。これを暴いたのは元毎日新聞社記者・西山太吉氏だ。しかしマスメディアの大半が国家の情報操作に踊らされ、問題は35年経った今でも解決されていない。 現在、密約の存在を認めた米公文書と、元アメリカ局長の証言、そして政権交代が追い風となり、西山氏が国に対して起した情報公開請求裁判は有利に働いている。そして密約解明へと進みだした今、マスメディアの報道は政府批判の記事が増え始めた。当時政府からも社会からも新聞社からも見放され孤立した西山氏を擁護できずに切り捨てたのは、どこの誰であったか。研究では、沖縄返還協定の締結への交渉の概要を説明し、西山氏による第一報により密約の存在が世に出て以降、マスメディアが権力とどう対峙してきたか過去の報道から読み解く。そしてこの密約解明を目的とする一連の裁判が続く中で、政権交代等をはじめとする他の勢いを足がかりにするのではなく、マスメディア自らが権力に立ち向かって事実究明に乗り出す風潮へと変わっていくことに期待を寄せる。 |
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講評 |
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キーワード1 | 沖縄 |
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キーワード2 | 密約 |
キーワード3 | 西山太吉 |
キーワード4 | 情報操作 |
キーワード5 |