学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 渡辺 武達 | 年度 | 2010年度 |
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タイトル | 女性の仕事と結婚~ドラマ『29歳のクリスマス』を題材に~ |
内容 | 1994年に放送され、若い女性から圧倒的な支持を得たドラマ、『29歳のクリスマス』。男女雇用機会均等法の施行に伴い、女性の社会進出が進み、従来のジェンダー規範から脱却し、男女平等な社会の実現を目指す人々の意識が高まりつつあった時代であった当時、キャリア志向の主人公の女性が男性と肩を並べて、悩みながらも強く生きていく姿に多くの女性は共感し、憧れたと考えられる。しかし、『29歳のクリスマス』の主流な視聴者だった当時30歳前後の女性たちは、現在40歳前後を迎えた今でも、1994年当時と同じように仕事と結婚・出産について悩んでいる女性が多い。その背景を探ってみると、男女平等な社会、特に仕事と家庭の両立(ワーク・ライフ・バランス)の実現がなかなか進まない社会によって結婚難の人が増えていること導き出された。そして、男女の意識改革は進みつつある現代において、ワーク・ライフ・バランスの実現は早急に取り掛かるべき時期にきている。 |
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講評 | メディア学科のキーワードは①メディア②コミュニケーション③ジャーナリズムで、それらは学部から大学院博士課程後期まで共通している。つまり、情報のやりとりであるコミュニケーション過程の研究を通して社会の民主化に貢献するためのいとぐちをつかむことがメディア学の最終目標である。私のゼミではメディアと社会の関係に特化した卒論を書くように指導しており、今年も、現代社会のメディア状況を分析するという視点をもったものが提出された。今後の課題は変化の激しいメディアの技術論に惑わされない人間の情報活動の在り方についてその根源をえぐる問題にアプローチできるようにすることである。学生たちが情報流通の背後にあるビジネス論理と人間の幸せを同時に追求できるようになれば、さらに実りある卒論になるであろう。 |
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キーワード1 | アラフォー |
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キーワード2 | 結婚難 |
キーワード3 | 29歳のクリスマス |
キーワード4 | ワーク・ライフ・バランス |
キーワード5 |