内容 |
新聞社が斜陽産業だと呼ばれるようになったのは久しい話だ。若者の新聞離れは深刻で、これから先20年経ったとき、「紙」としての新聞が存在しているかなんて想像もつかない。最大の原因は、インターネットが頭角を現してきたことだ。ネットはモバイル化によって、より人々に身近なものとなり、電子新聞も見受けられるようになってきた。このままでは新聞の発行部数は、もっと脅かされることとなる。私は卒業後、新聞社の販売局員になるので、この現状を見過ごすことはできない。現在の新聞のビジネスモデルを分析することによって、新しい新聞販売の構造を編み出す必要があると考えた。したがって、本稿では、現在の新聞販売の問題点を深く掘ることで、未来の新聞ビジネスのあり方を展望することを目的とした。
本研究においてわかったことは、新聞は形を変えるが、権威ある活字メディアとして生き残るということ。新聞販売には「押し紙」や「暴力装置」の問題があることだ。その問題を払拭するためには、経営体質の改善が必要で、地域の人々と心の結びつきを強めていくことも大切である。これからは、変容する新聞ビジネスに対し、抜本的改革と具体策を追究していかなければならない。
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