学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 柴内 康文 | 年度 | 2010年度 |
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タイトル | 就職サイトの利用が就職活動に及ぼす影響 |
内容 | 就職サイトの利用頻度、及びその利用内容が、就職活動の満足度に与える影響を考察した。先行研究においては、就職サイトの効用が直線的なものを前提として考えられていた点、内容にまで考察が及んでいなかった点に追加の検討の余地があった。仮説として「就職サイトの利用は就職活動満足度の上昇をもたらすが、過度の利用は就職活動満足度の低下をもたらす」、「自動的に提供される情報を多く閲覧する者は、就職活動満足度が低い」という2つを立てた。分散分析を用いて検証した結果、就職サイトの利用頻度、自動的に提供される情報の閲覧頻度の違いによって、満足度に差はみとめられなかった。その後行なった分析において、就職活動満足度には就職活動の終了の早さが正の影響を与えており、就職活動の終了の早さには、就職サイトの1~2月の利用頻度が正の影響を、3~4月の利用頻度が負の影響を与えていることが判明した。 |
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講評 | 質疑を行いましたので、個別の講評は控えます。ここでは、質疑の意図について説明したいと思います。皆さんに自分の行ったことを手短に説明してもらった上で、わたしの感じた疑問についてうかがいました。そこではあまり手加減せず、皆さんを自説を持つ独立した主張者として扱ったつもりです。そのような経験もあまりなかったと思います。質問の中には、自分の扱った問題や手法が理解できているかを確かめるためにわざと行ったもの(的外れなものも含みます)や、おそらくはそこまでの深さで十分に考えて抜いてはこなかったものもあったと思います。懸命に自分なりの答えを出す中で、自分に何が明らかにでき、何がわからなかったのか、自説の限界は何かということに気づき、また向き合うことになったのではないでしょうか。 実は、長期にわたる卒論執筆という作業そのものがそのようなものだったのではと思います。最後の質疑を通じて、それをもう一度明確にしたかったというのがこちらの狙いです。もちろん、皆さんの論理はまだ不明確で、それに取り組む手法も未熟で粗いものです。しかし、実証的に何かを主張することがいかに困難であるかということ、そして、それを通じて語ることに価値があるのだということは確実にわかったのではないでしょうか。その経験こそが、社会で活躍する上での基礎となると、大学教育に携わる人間としては思います。一人一人が得たものを大事にしてください。 |
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キーワード1 | 就職サイト |
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キーワード5 |