学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 青木 貞茂 | 年度 | 2010年度 |
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タイトル | NHK大河ドラマと龍馬伝 |
内容 | 2010年大河ドラマ『龍馬伝』と、それに関連したゆかりの地観光が社会現象となった。『龍馬伝』で描かれる新しい龍馬像は、従来のメディアや司馬良太郎『龍馬がゆく』が作り上げた人物像に、新しく「誠実で礼儀正しい」「知的な頭脳と大胆な行動力をあわせもつ」「未来の日本を引っ張るリーダー」といった、現代の理想像を重ね合わせたものであった。 また長崎や高知などの自治体は、『龍馬伝』ゆかりの観光地としてその地域ブランドと坂本龍馬ブランドをうまく結びつけた観光プロモーションを成功させた。さらに消費者にとっては撮影地観光は『龍馬伝』を追体験し、多くの「感動」や「共感」を得るという価値のある行為である。 ドラマと撮影地観光がヒットし、地域に一定の経済効果を挙げるには、地域ブランドとコンテンツのイメージを結びつけた観光プロモーションを行い、消費者の「感動」や「共感」、経験価値を刺激する必要がある。 |
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講評 | 青木ゼミの卒論で扱うテーマは、主に広告論の観点からブランド広告、環境キャンペーン、音楽アーティストや小説のブランディング、ドラマの広告・PR効果、都市や大学のブランドコミュニケーション、企業の広告戦略など幅広い領域が扱われます。これらのテーマに関して、あくまで生活者視点に立った受け手の深層心理=インサイトをベースに具体的なケース分析、歴史分析、理論的な分析などを行なっています。これらは、基礎としてゼミ生がゼミにおいて様々な広告を分析するケーススタディを学んだ上で、実際の広告主にビジネスレベルでの広告キャンペーンを企画・立案、他大学の広告ゼミをライバルに競合プレゼンテーションした経験を背景にして書かれています。そのような意味で理論やデータを現実にしっかりと反映するアカデミックな研究とビジネス思考との融合を目指した意欲的な卒論であるということができます。 |
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キーワード1 | 大河ドラマ |
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キーワード2 | 経験価値 |
キーワード3 | 坂本龍馬 |
キーワード4 | 撮影地観光 |
キーワード5 | キラーコンテンツ |