学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 青木 貞茂 | 年度 | 2010年度 |
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タイトル | ユニクロの企業成長段階的広告戦略、個別メディアの最適の追求に見る成功の理由 |
内容 | 2010年現在、ユニクロという企業は年々力を落としてゆく多くの日本企業を尻目に、毎年売上を伸ばし続けている。そんなユニクロの広告には「個別メディアの最適を追求している(クロスメディアよりも各メディアの最適にこだわる)」「企業成長段階に合わせて柔軟に変化させている」という他社にはなかなか見られない特徴があり、それがユニクロの成功を支えていると私は考えた。前者に関しては「TVCMの『伝達性』と『想起性』」、「新聞折り込み広告(チラシ)の『動員性』」、「Webキャンペーンの『有用性』と『エンターテインメント性』の融合」と、メディア別に分けて各メディアの広告でユニクロが追求している要素について検証、後者に関しては「認知度の低い段階」、「ファッション性を訴求する段階」、「機能的価値を売る段階」、「イノベーションを追求する段階」と、ユニクロが経験してきた成長・市場課題を大きく4つに分けて順に追い、その時々にユニクロはどのように広告を変化させてきたのかについて検証する事で、ユニクロの広告の強さを紐解いていく。 |
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講評 | 青木ゼミの卒論で扱うテーマは、主に広告論の観点からブランド広告、環境キャンペーン、音楽アーティストや小説のブランディング、ドラマの広告・PR効果、都市や大学のブランドコミュニケーション、企業の広告戦略など幅広い領域が扱われます。これらのテーマに関して、あくまで生活者視点に立った受け手の深層心理=インサイトをベースに具体的なケース分析、歴史分析、理論的な分析などを行なっています。これらは、基礎としてゼミ生がゼミにおいて様々な広告を分析するケーススタディを学んだ上で、実際の広告主にビジネスレベルでの広告キャンペーンを企画・立案、他大学の広告ゼミをライバルに競合プレゼンテーションした経験を背景にして書かれています。そのような意味で理論やデータを現実にしっかりと反映するアカデミックな研究とビジネス思考との融合を目指した意欲的な卒論であるということができます。 |
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キーワード1 | ユニクロ |
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キーワード2 | 広告 |
キーワード3 | クロスメディア |
キーワード4 | |
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