卒業論文詳細

学科メディア学科 ゼミ教員名竹内 長武 年度2011年度
タイトルいくえみ綾作品の魅力とは
内容  1979年にデビューしてから30年以上、第一線で活躍を続けているマンガ家・いくえみ綾。2000年に「バラ色の明日」で第46回小学館漫画賞を、2009年に「潔く柔く」で第33回講談社漫画賞少女部門を受賞し、その作品は非常に高く評価されている。本論文では、彼女の作品がなぜ多くの読者の心を掴んでいるのか、彼女の作品の魅力とは何なのかを探っている。第1章では彼女自身や作品について紹介し、第2章では彼女の代表作である「I LOVE HER」「バラ色の明日」「潔く柔く」の3作品についてそれぞれの特徴を挙げ、各作品が支持されている理由を考察している。そして第3章では、前章で扱った作品に共通する特徴から、いくえみ綾作品の魅力についてまとめている。
講評 いくえみ綾のマンガの魅力を、作品分析を通じて明らかにした論文。ストーリー と人物描写にポイントをおいて分析し、その共通点を指摘している。自らが大ファンであり、これまで感覚的に接してきたマンガ作品を、理知的にとらえることができたのはよかった。結末がわざと曖昧であるという作品の作り方が魅力となっているという点は意外だった。
キーワード1 いくえみ綾
キーワード2 I LOVE HER 
キーワード3 バラ色の明日
キーワード4 潔く柔く
キーワード5