学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 青木 貞茂 | 年度 | 2011年度 |
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タイトル | 「カメラ女子文化を築いたオリンパスの戦略」 |
内容 | 「カメラ女子」という言葉を聞くようになり、日常的に女性もカメラで写真をとるようになったが、カメラの市場はかつて男性中心であった。気軽にカメラを持ちあるく女子達の登場のきっかけとなったものはなんだろうか。そのイメージ定着の成功例のはじめとしてオリンパスの宮崎あおいを起用した2007年のCMを紐解く。 本文では、「表現力」の求められるようになったカメラ市場や、蜷川実加ら女性写真家の活躍、「プリクラ」のようにゆとり世代女子達の「コミュニケーションの手段」として写真を消費するようになった背景等を考察・分析する。自分たちの今の生の輝き、友達、可愛い物を残そうとする女子達の心理に、カメラは「素敵な出会いと新しいおしゃれな自分の発見をうむ」というメッセージを送り、女優「宮崎あおい」の写真を趣味とする説得力のあるブランドや女優としての顔、映画コンテンツを最大に生かし、ドラマ仕立てのおしゃれでさわやかなCM表現を行った。これらをコアなカメラユーザーも含め、より多くの人達に投げかけたことが成功の鍵であったと結論づけ、今後のカメラ市場を分析した。 |
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講評 | 青木ゼミの卒論で扱うテーマは、広告論の観点からブランド広告、地域広告の特徴、物語広告の成功分析、アイドルのブランディング、ゆるキャラの効果とヒットの要因、成功した地域ブランディング、企業の広告戦略など幅広い領域が扱われます。これらのテーマに関して、生活者視点に立った受け手の深層心理把握=インサイトをベースに具体的なケース分析、歴史分析、記号論的な分析などを行なっています。 これらは、ゼミ生がゼミにおいて様々な広告を分析するケーススタディを学んだ上で、実際の広告主にビジネスレベルでの広告キャンペーンを企画・立案、他大学の広告ゼミをライバルに競合プレゼンテーションした経験を背景にして書かれています。そのような意味で理論的・実証的なアカデミックな研究とビジネス思考との融合を目指した意欲的な卒論です。 |
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キーワード1 | カメラ |
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キーワード2 | オリンパス |
キーワード3 | 宮崎あおい |
キーワード4 | 広告 |
キーワード5 |