卒業論文詳細

学科メディア学科 ゼミ教員名河崎 吉紀 年度2012年度
タイトル若者の飲酒とコミュニケーション~BARでの参与観察を通じて~
内容 若者の酒離れという話をよく耳にする。何が原因でこのような現象が起きるのか、さらにはこのことが与えるコミュニケーションへの影響とは何かを解明する。社会的、個人的な原因が存在している。結果としてそれは、社会的問題の中に存在する、価値観の変化が大きいものであった。経済の悪化、仕事における環境の変化により、会社への忠誠心たるものが低迷している。ここから起因するものとして職業観の変化が生じている。自己成長、生きがいといったものを求める気持ちが強くなっている。さらには、余暇を重視し、家族との時間が大切であるという、一昔とは違った考えも重要視されている。子供がいる家庭では、男性が育児に携わることも多くなっている。それからネット社会の台頭である。これにより閉鎖的な人間関係を築いてしまっている。これらはこれまでに調査された結果に加えて、今の実態をより具体的に理解するために、BAR夜垂(よだれ)で参与観察を行った結果である。本稿の結論として、今後この問題に対する改善策、お酒の重要性を述べている。
講評 個人的な興味や関心を普遍性をもつ研究テーマに改め、先行研究を整理し、調査によって発見または検証が行われたことを評価する。
キーワード1 若者
キーワード2 お酒
キーワード3 コミュニケーション
キーワード4 価値観
キーワード5