学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 佐伯 順子 | 年度 | 2012年度 |
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タイトル | SUNTORY×福寿園が生み出した、「伊右衛門」ブランド成功の理由 |
内容 | 2004年3月16日、緑茶飲料市場に新しいメガブランドが誕生した。その名は―伊右衛門―。店頭に並んだ伊右衛門はあっという間に売り切れてしまい、発売4日目にして出荷停止を発表するという異常事態となった。 なぜ、伊右衛門はサントリー念願の第3の柱となる「茶飲料の大型ブランド」になり得たのだろうか。サントリーでは異例であるコンセプトワークの段階から広告会社とタッグを組んだこと、今でこそ当たり前となった老舗茶舗とのコラボレーション、非加熱無菌充填方式、こだわりの味覚設計、大胆なボトルデザイン、ネーミング、そしてサントリーの広告の真髄であるインパクト広告を封じ、商品の本質感を感じ取ってもらう静かな世界観を訴求するCM。これら全てが上手く響き合ったからこそ、発売初年度の清涼飲料販売記録を塗り替え、発売2年目も5250万ケース、売り上げ1000億円を達成するほどの爆発的なヒットにつながったのだろう。 |
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講評 | 人気飲料水ブランドの成功の理由を、作り手側と、受け手の側の価値観から多角的に考察。業界の統計資料を駆使し、CMの分析も行い、多様なアプローチからブランド力の源を明らかにした点が評価できる。 |
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キーワード1 | 福寿園 |
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キーワード2 | SUNTORY |
キーワード3 | 伊右衛門 |
キーワード4 | こだわり |
キーワード5 | 常識を覆す |