卒業論文詳細

学科メディア学科 ゼミ教員名渡辺 武達 年度2013年度
タイトルスポーツとメディア。東京オリンピックでの予想される姿
内容 スポーツとメディアの関係性はもはや切っても切れないものとなっている。しかし、その関係性には協調性という面で問題が見え隠れしている。そして日本のスポーツにはどうもストーリー性を感じる部分があり、それは若いアマチュアの選手にまで求められている。そんな若い選手にはメディア教育というものがこれまで以上に必要とされる。2020年の東京オリンピックの開催が決まったが、若い選手にも当然メディア対応が求められてくる。さらに自国開催ということで当然日本人の観戦に対する意識もしっかりと自覚させなければならない。そして最後に東京オリンピックという舞台がどういったものなのかを私なりに予測してみた。
講評 スポーツがゲームとして巨大化すると身体的健康増進という面がおろそかになり、メディアと組んだ巨大ビジネスとなりやすい。それが「メディアスポーツ」といわれるものだが、筆者はそうした観点からいかにスポーツとメディアが協調し、連動しているかを若いアマチュア選手への影響にまで踏み込んで論じている。さらにはその傾向が2020年の東京オリンピックの開催決定による大きな波として押し寄せている現状にも注目し論じた。メディア学科の卒論として合格である。
【2013年度生全体への講評】
私、渡辺武達担当の2013年度卒業論文提出者は全25名で、全員の卒論が①提出期限、②テーマとキーワードの設定、③構成、④内容、⑤字数などの各条件を満たし、メディア学科生の研究成果として合格点に達していたと判断した。また提出後のゼミ恒例卒論相互批判会にも全員が出席し、4時間にわたり十分な議論を行ったので、同志社大学社会学部メディア学科卒業生として認められる勉学成果を挙げたものであると認定した。しかし提出にいたるまでに問題がなかったわけではない。その第1は、年々、就職活動期間が長引くようになり、3回生秋学期から4回生秋学期前半まで卒論準備に十分な時間をかけることが出来ない学生が大半であったことである。これは大学だけでは解決できない問題を含んでいるが日本社会の教育環境確保という点から危惧すべき状況があるということである。第2に、その結果、卒論執筆完了が遅くなり、指導教授による添削時間が充分に取れず、きめ細かな指導が満足のいける程度まですることが叶わなかった状況が生まれているということである。しかしそうした厳しい環境にもかかわらず、卒論ゼミ登録学生はよく頑張ったと思う。
キーワード1 協調性
キーワード2 メディア教育
キーワード3 ストーリー
キーワード4 観戦
キーワード5 観戦