学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 渡辺 武達 | 年度 | 2013年度 |
---|---|---|---|---|---|
タイトル | 高度情報化社会のコピーライティングーこれまでのカタチ、これからのカタチー |
内容 | 時代の流れと共に、消費者のライフスタイルや文化、価値観が移り変わるのに対応して、その姿を臨機応変に変えてきた歴史が広告にはある。広告は時代を反映する鏡であり、それぞれの時代の社会背景に合わせてそのコピー表現も変化し続けてきた。インターネットと言う新しいメディアの登場によって、100年も通用してきた広告モデルが変わりつつあり、広告業界もまた大きな変化の真っ最中にある。双方向性型情報伝達=インタラクティブコミュニケーションによって、AISASという全く新しい消費行動モデルが構築されつつある。高度情報化社会におけるコピーライティングは、従来のコピーライティングにおける基本事項を踏まえた上で、使用する媒体の性質にあわせて新たなライティング手法のカタチに挑戦する姿勢が不可欠であり、また脱大衆化により、多様な価値観を持った消費者との円滑なコミュニケーションのため、細分化されたコピー表現を適切に使い分けることが重要である。 |
---|
講評 | 時代の流れと共に、消費者のライフスタイルや文化、価値観が移り変わり、その動きは広告の変化とも密接に関係している。筆者はそれらの変化がメディアの進化とも連動していることに注目し、高度情報化社会におけるコピーライティングに注目しながら検討した。その結果、これからのコピーライティングの成否が多様な価値観を持った消費者とのコミュニケーションの取り方にかかっているという結論に達し、その可能性を展望した。メディア学科の卒論として合格点に達している。 【2013年度生全体への講評】 私、渡辺武達担当の2013年度卒業論文提出者は全25名で、全員の卒論が①提出期限、②テーマとキーワードの設定、③構成、④内容、⑤字数などの各条件を満たし、メディア学科生の研究成果として合格点に達していたと判断した。また提出後のゼミ恒例卒論相互批判会にも全員が出席し、4時間にわたり十分な議論を行ったので、同志社大学社会学部メディア学科卒業生として認められる勉学成果を挙げたものであると認定した。しかし提出にいたるまでに問題がなかったわけではない。その第1は、年々、就職活動期間が長引くようになり、3回生秋学期から4回生秋学期前半まで卒論準備に十分な時間をかけることが出来ない学生が大半であったことである。これは大学だけでは解決できない問題を含んでいるが日本社会の教育環境確保という点から危惧すべき状況があるということである。第2に、その結果、卒論執筆完了が遅くなり、指導教授による添削時間が充分に取れず、きめ細かな指導が満足のいける程度まですることが叶わなかった状況が生まれているということである。しかしそうした厳しい環境にもかかわらず、卒論ゼミ登録学生はよく頑張ったと思う。 |
---|
キーワード1 | キャッチコピー |
---|---|
キーワード2 | コピーライティング |
キーワード3 | ネット広告 |
キーワード4 | 高度情報化社会 |
キーワード5 | 双方向情報伝達 |