学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 渡辺 武達 | 年度 | 2013年度 |
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タイトル | 地域に根差すローカル局が果たすべき役割とは~ローカル局の制作番組や取り組みから考える~ |
内容 | ローカル局が地域に対しておこなっている取り組みや制作している番組を研究し、その研究結果をもとに、ローカル局が地域に対して取り組みや番組制作を通して果たしていくべき役割について考察した。研究方法としてはローカル局の中で地域に対して特徴的な取り組みをおこなっている局を紹介し分析するとともに、日本民間放送連盟賞やギャラクシー賞において賞を獲ったローカル局制作のドキュメンタリー番組を分析した。その結果、ローカル局における地域に対する取り組みとしては、ローカル局が制作した番組や放送素材を2次利用することと地域のブランド力を高めることが求められる、という結論に達した。また、ローカル局制作の番組に必要なこととして、地域に密着したローカル局ならではの視点で制作すること、視聴者に地域を変えていくための、地域を盛り上げていくためのヒントを与えていくこと、地域の中で起こっている問題を日本全体の問題として考えるきっかけを提供すること、地域の良いところを掘り出して、地域外へと発信していくことの4つが必要である、という結論に達した。 |
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講評 | ローカル局が地域に対しておこなっている取り組みや制作している番組を研究し、その成果をもとに、ローカル局による地域に対する取り組みや放送を通して果たしていくべき役割について考察した。研究方法としては日本民間放送連盟賞やギャラクシー賞を受賞したローカル局制作のドキュメンタリー番組を取り上げ、それらのいずれもローカル局が制作した番組や放送素材がネット局で2次的に利用されることによって、地域のブランド力が全国的に高められていることを発見した。また、ローカル局制作には①地域密着の視点、②視聴者に地域を変え盛り上げるためのヒントを与えていくこと、③地域問題を日本全体の問題として考えるきっかけを提供すること、④地域の良いところを掘り出して、地域外へと発信していくことの4つが必要であることを指摘した。メディア学科の卒論に相応しいすぐれたものである。 【2013年度生全体への講評】 私、渡辺武達担当の2013年度卒業論文提出者は全25名で、全員の卒論が①提出期限、②テーマとキーワードの設定、③構成、④内容、⑤字数などの各条件を満たし、メディア学科生の研究成果として合格点に達していたと判断した。また提出後のゼミ恒例卒論相互批判会にも全員が出席し、4時間にわたり十分な議論を行ったので、同志社大学社会学部メディア学科卒業生として認められる勉学成果を挙げたものであると認定した。しかし提出にいたるまでに問題がなかったわけではない。その第1は、年々、就職活動期間が長引くようになり、3回生秋学期から4回生秋学期前半まで卒論準備に十分な時間をかけることが出来ない学生が大半であったことである。これは大学だけでは解決できない問題を含んでいるが日本社会の教育環境確保という点から危惧すべき状況があるということである。第2に、その結果、卒論執筆完了が遅くなり、指導教授による添削時間が充分に取れず、きめ細かな指導が満足のいける程度まですることが叶わなかった状況が生まれているということである。しかしそうした厳しい環境にもかかわらず、卒論ゼミ登録学生はよく頑張ったと思う。 |
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キーワード1 | 地域メディア |
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