学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2018年度 |
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タイトル | 大学生の学習観と学習観の形成要因 |
内容 | 現在、大学生は1単位45時間の学習を必要とすると規定されてい るが、学習時間が少ない現状がある。学生の学習時間を問う調査 は数多く実施されているが、そもそも学習時間を規定しているも のは存在しない。そこで、大学生は学習時間に何を含むと考えて いるのか、学習をどのように捉えているのか、というところに関 心を持ち、学習の捉え方である学習観について調査をしようと考 えた。大学生の学習観と学習観の形成要因を考察するため、同志 社大学4年生を対象にインタビュー調査を実施した。その結果、 大学生は高校の時よりも学習をより主体的に捉え、自己成長のた めに取り組むものだと考えていた。学習意欲には、学生が学習を 実用的に考えられるかどうかと、建物や設備などの物的環境、学 習集団の雰囲気などの人的環境の2つの環境が影響を与えること が明らかになった。また、先生という存在は学習者に良い影響を 与えることが多く、それは女子学生の方が顕著にみられることも 判明した。 |
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講評 | 本年度の卒業論文を執筆した学生は20000字が13名、10000字(卒業研究) が1名の計14名であった。今年の学生たちは全体的に時間管理を円滑に進め たと評価している。一部は、なかなかテーマに沿った課題設定ができずにか なり迷走したところもあったが、それでも最終的には課題設定を何度も設定 しなおすことにより、論文の構成も矛盾なくできたのではないかと思う。当 該ゼミでは大学院生を交えてのゼミでのディスカッションも日常化している こともあり、大学院生からのアドバイスを受けることもできるような体制を 構築している。全体として、段階的に提出をしながら、完成に近づけてきた が、段階ごとに、教員からのコメントを受けて、修正した内容を教員に提出 するというプロセスが比較的機能したのではないか。当該ゼミでは、先行研 究を探し、読むだけではなく、実際にデータを収集し、それを分析すること が基本となっているため、早期からデータ収集に取り掛からなければ、分析 と卒業論文執筆までこなすことはむずかしい。そうした調査のスケジュール との兼ね合いという難しい点もあるが、進捗状況をゼミのクラスで発表する たびに、ゼミ生同志あるいは教員からのアドバイスを受けながら、進めてい く体制となっている。今年は、質問紙の作成、インタビュー質問の作成、デ ータ収集等も比較的早期に実施できたことは評価できるが、量的データを用 いてのデータ分析については、多変量解析などに挑戦した学生もいたが、多 くはクロス集計ぐらいのレベルにとどまっていた。ないものねだりではある が、今年は早めにデータ収集をできた人が多かったこともあり、課題設定に もとづいてもうすこしチャレンジングな分析手法に取り組んでほしかったと あえて申し添えておく。 |
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キーワード1 | 学習観 |
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キーワード2 | 大学生 |
キーワード3 | 環境要因 |
キーワード4 | 先生 |
キーワード5 | 学習 |