学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 竹内 長武 | 年度 | 2013年度 |
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タイトル | 報道メディアのあるべき姿とは―人権問題と表現の自由から考える― |
内容 | 現在多くの情報がメディアによって私たちに与えられており、その上でメディアの表現の自由は欠かすことのできないものである。そして正常な民主主義社会はメディアにより与えられる正しい情報を基にした意見交換によって構築される。 一方で表現の自由と対立する人権も多く存在し、メディアが非難を受けてきた過去が存在するのも事実である。メディアの表現の自由と他の人権の対立という過去の例は多くあるが、両立場の意見も正しいものであり、判例によってもプライバシーの範囲等の明確な基準が示されているわけではない。その上で各メディアは、倫理要綱等で自主的に厳しく報道規定を行う反面、報道を規制される恐れのある法令等に対しては反発する姿勢をとっている。 メディアには、国民の声を聞きつつも委縮せず真実を報道する姿勢と、常に表現の自由を訴え続ける姿勢を保ち続けることが求められるだろう。国民の知る権利を守り、健全な民主主義社会を構築することこそ、メディアの担っている最も重要な役割なのではないだろうか。 |
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講評 | 2013年度の卒業研究は、きわめてバラエティに富んでいた。テレビのアイドル像、漫画の表現規制、妖怪のキャラクター化、ボーカロイト、表現の自由など、さまざまであった。アニメ、ゲーム、漫画、小説、表現規制など多岐にわたる。各人の関心や熱い思いが、個々の論文に反映されていて、読み応えがあった。資料的にはさらに探索すべき余地のある論考もあるが、取り上げたテーマに対する真摯な態度には、共感できるものが多かった。なかには400字で200枚近い力作もあり、熱意のほどがうかがえた。今年のゼミ生の数は30名近く。多人数であったため、個人指導という点では十分な指導が行えなかった点が反省点としてある。しかし、みんなそれぞれよくがんばったと思う。(竹内ゼミ) |
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キーワード1 | 報道メディア |
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キーワード2 | 表現の自由 |
キーワード3 | 人権(プライバシー権、平等権、名誉権) |
キーワード4 | 真実の報道 |
キーワード5 | 民主主義社会の構築 |