学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2018年度 |
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タイトル | 奨学金受給が及ぼす影響?就職活動、キャリア形成、その後のライフプランの側面から― |
内容 | 近年、奨学金や教育費に関する問題が社会問題となっている。 また、奨学金制度の採用基準が緩和され、多くの若者が奨学金 制度を利用し大学に進学するようになった。しかし、この奨学 金拡充にともない、様々な問題が生じており、その中でも、奨 学金返還が困難な状況に陥る若者が増えていることが大きな課 題となっている。このことから、奨学金受給が就職活動や大学 卒業後のキャリア形成、そしてその後のライフプランにどのよ うな影響を及ぼすのかということを明らかにするため、大学生 と社会人7人にインタビュー調査を行った。その結果、奨学金 受給が直接、就職活動やキャリア形成などに影響を及ぼしてい るという結果は得られなかった。しかし、回答者の多くは、奨 学金を教育ローンととらえており、奨学金がキャリア形成やそ の後のライフプランにおいて、転職や結婚などの行動を起こす うえでの制約となっていることがわかった。 |
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講評 | 本年度の卒業論文を執筆した学生は20000字が13名、10000字(卒業研究) が1名の計14名であった。今年の学生たちは全体的に時間管理を円滑に進め たと評価している。一部は、なかなかテーマに沿った課題設定ができずにか なり迷走したところもあったが、それでも最終的には課題設定を何度も設定 しなおすことにより、論文の構成も矛盾なくできたのではないかと思う。当 該ゼミでは大学院生を交えてのゼミでのディスカッションも日常化している こともあり、大学院生からのアドバイスを受けることもできるような体制を 構築している。全体として、段階的に提出をしながら、完成に近づけてきた が、段階ごとに、教員からのコメントを受けて、修正した内容を教員に提出 するというプロセスが比較的機能したのではないか。当該ゼミでは、先行研 究を探し、読むだけではなく、実際にデータを収集し、それを分析すること が基本となっているため、早期からデータ収集に取り掛からなければ、分析 と卒業論文執筆までこなすことはむずかしい。そうした調査のスケジュール との兼ね合いという難しい点もあるが、進捗状況をゼミのクラスで発表する たびに、ゼミ生同志あるいは教員からのアドバイスを受けながら、進めてい く体制となっている。今年は、質問紙の作成、インタビュー質問の作成、デ ータ収集等も比較的早期に実施できたことは評価できるが、量的データを用 いてのデータ分析については、多変量解析などに挑戦した学生もいたが、多 くはクロス集計ぐらいのレベルにとどまっていた。ないものねだりではある が、今年は早めにデータ収集をできた人が多かったこともあり、課題設定に もとづいてもうすこしチャレンジングな分析手法に取り組んでほしかったと あえて申し添えておく。 |
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キーワード1 | 奨学金受給 |
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キーワード2 | 奨学金返還 |
キーワード3 | 教育ローン |
キーワード4 | 就職活動 |
キーワード5 | キャリア形成 |