学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2018年度 |
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タイトル | 教養教育改善のための一考察―同志社大学生への意識調査から |
内容 | 大学全入時代が到来し、現代の日本において大学への進学は特別 なものではなくなっている。その結果、学生の基礎学力や興味関 心・ニーズは著しく多様化し750 を越える大学が多種多様な取り 組みを行っている。このような状況の中で、全国ほぼすべての大 学が教養教育を実施している。その重要性は2002年中央教育審議 会答申や、吉田(2011)の調査によって指摘されており、同時に 過半数の大学は教養教育の目標は達成またはほぼ達成していると 考えていることも明らかになった。しかし、これらの先行研究か らは文部科学省や大学側が教養教育を重視しているという結果の みが明らかにされていて、学生側が教養教育をどのように捉えて いるのかについては明らかにされていなかった。 そこで本稿では同志社大学の学生を対象にアンケート調査を実施 し、どの程度同志社大学における全学部共通教養科目を捉えてい るのかについて明らかにした。その結果を基により良い教養教育 の実施に向けての考察を行った。 |
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講評 | 本年度の卒業論文を執筆した学生は20000字が13名、10000字(卒業研究) が1名の計14名であった。今年の学生たちは全体的に時間管理を円滑に進め たと評価している。一部は、なかなかテーマに沿った課題設定ができずにか なり迷走したところもあったが、それでも最終的には課題設定を何度も設定 しなおすことにより、論文の構成も矛盾なくできたのではないかと思う。当 該ゼミでは大学院生を交えてのゼミでのディスカッションも日常化している こともあり、大学院生からのアドバイスを受けることもできるような体制を 構築している。全体として、段階的に提出をしながら、完成に近づけてきた が、段階ごとに、教員からのコメントを受けて、修正した内容を教員に提出 するというプロセスが比較的機能したのではないか。当該ゼミでは、先行研 究を探し、読むだけではなく、実際にデータを収集し、それを分析すること が基本となっているため、早期からデータ収集に取り掛からなければ、分析 と卒業論文執筆までこなすことはむずかしい。そうした調査のスケジュール との兼ね合いという難しい点もあるが、進捗状況をゼミのクラスで発表する たびに、ゼミ生同志あるいは教員からのアドバイスを受けながら、進めてい く体制となっている。今年は、質問紙の作成、インタビュー質問の作成、デ ータ収集等も比較的早期に実施できたことは評価できるが、量的データを用 いてのデータ分析については、多変量解析などに挑戦した学生もいたが、多 くはクロス集計ぐらいのレベルにとどまっていた。ないものねだりではある が、今年は早めにデータ収集をできた人が多かったこともあり、課題設定に もとづいてもうすこしチャレンジングな分析手法に取り組んでほしかったと あえて申し添えておく。 |
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キーワード1 | 教養教育 |
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キーワード2 | 全学部共通教養教育 |
キーワード3 | 大学全入時代 |
キーワード4 | カリキュラム・ポリシー |
キーワード5 | 学生側の視点 |