卒業論文詳細

学科メディア学科 ゼミ教員名竹内 長武 年度2015年度
タイトル「クレヨンしんちゃん」が成功した理由について
内容 20年以上にわたって愛され続けている、漫画「クレヨンしんちゃん」。臼井儀人によるこの作品はまず「週刊アクション」での漫画連載から始まり、アニメ、映画へとその人気は瞬く間に広がり、今は子供から大人まで楽しめる大衆アニメへと変化した。漫画連載は今年で25周年を迎える長寿漫画となっている。私は「クレヨンしんちゃん」のファンの一員であり、幼少の頃から漫画とアニメを見始めたが、連載当初の作品は現在の「クレヨンしんちゃん」とは大きく異なっている。その違いは、「クレヨンしんちゃん」の読書が大人から子どもや家族向けへと変化し、その変化に伴って生じたものであると考えられる。その理由には時代を取り巻く環境の変化や、メディア展開によって元来の「クレヨンしんちゃん」の内容における様々な付加価値によって、現在の変革を経たからである。このような変化が起きたのはなぜなのか、批判的な意見とも照らし合わせて「クレヨンしんちゃん」の成功の要因を様々な角度から探っていきたいと思う。
講評 子どもたちに大人気の漫画「クレヨンしんちゃん」の魅力を解き明かそうとした論文。具体的に作品の中身、とりわけキャラクター設定に焦点をあわせて分析している。具体的でわかりやすい。また海外でどのようにアニメ化されているかも調査している。その需要の仕方に、国民性の違いがでていることがわかった。
キーワード1 クレヨンしんちゃん
キーワード2 臼井儀人
キーワード3 成功
キーワード4 長寿漫画
キーワード5 人気