学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 竹内 幸絵 | 年度 | 2015年度 |
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タイトル | 環境広告と公共広告からみるWWF~なぜWWF広告は心を打たれるのか~ |
内容 | 約100カ国で野生動物保護、温暖化対策などの活動を行っている世界最大の民間自然保護団体であるWWF。彼らの広告は心打たれるものであり、非常にインパクトが強い。なぜ他の広告より心打たれ、強いインパクトを持つのか。これを明らかにすることを目標に研究を進めた。公共広告の中でも環境広告に位置するWWFの広告は、環境広告と公共広告のそれぞれの枠組みでのレベルはどのような位置なのか。これを明確にすることで、目標に到達できると考えた。本論では、第一に環境広告の特徴を述べ、そこからWWFの広告と比較し、WWF広告にしかない要素を挙げ、WWF広告は環境広告の枠組みの中で優れているということを明確にした。第二に、公共広告の全体の中から優れた作品を取り上げ、その要素を述べていき、それらとWWF広告の要素との共通点を述べ、WWF広告は公共広告の枠組みでも優れているということを明らかにした。最後にまとめとしてWWF広告は環境広告の枠組みとしても、公共広告の枠組みの中でも優れているということを明らかにした。 |
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講評 | WWFの広告はなぜこころをうつのか。これが本論文のテーマである。単に環境問題を扱っているからという理由だけでは説明のつかないWWF広告の持つ力。これを分析・立証したいという動機を聞き、他の環境広告との比較、そして他の公共広告との比較を提案した。それまで研究方法に迷いがあったようだったが、この方針を受けとめ、その後は自身の力で縦横にWWF広告を見ていくことが出来たと思う。結論は、いくつかの要素を取り出してみていく中で、両方との比較いずれにおいてもWWF広告の優れた点が明らかになったというものだ。 他のゼミからの移籍という事情から指導する期間が短かったことが残念であった。小さないヒントを受け取るだけで、自身の力で思考のステップを積み上げていける能力ある学生という印象だった。 |
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キーワード1 | WWF |
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キーワード2 | 環境広告 |
キーワード3 | 公共広告 |
キーワード4 | インパクト |
キーワード5 | 視覚 |