学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 佐伯 順子 | 年度 | 2017年度 |
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タイトル | 映画『ズートピア』『アナと雪の女王』から見る新たな女性像ディズニー映画における恋愛表現はどのように変わったのか |
内容 | ディズニー映画にはかつて男女の恋愛を扱った作品が多く存在した。しかし、近年ディズニー映画は恋愛要素のない、家族愛、あるいは男女間の友情に焦点を当てた作品が続いている。本論文ではディズニー映画における恋愛描写がどのように変化したのかを明らかにするため、ディズニープリンセス作品におけるキャラクターやプロット、挿入歌の分析を行った。また、宮崎駿作品と細田守作品を例に、日本の長編アニメーションで描かれる女性像との相違点、共通点を論じた。その結果、フェミニズムという概念が人々に浸透したことにより、主体的な女性像がディズニー映画における主流となったことがわかった。さらに、男性キャラクターの変化やストーリーそのものの脱・恋愛化など、ディズニー映画そのものに多様性が生まれたこともわかった。 |
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講評 | 2017年度卒業生は、佐伯ゼミで学習する映像分析および、関連する新聞、雑誌記事、SNS上の情報の調査、分析の方法を駆使して、映画、新聞、雑誌記事、SNSの情報等を広汎に含む幅広い成果をあげた。また、指導教員の専門分野が、メディア・文化・文学研究に関わる学際性を含むことから、海外の児童文学・文化の日本における受容を社会科学的に論じるというユニークなテーマ設定もみられたのが特徴である。 ディズニー映画にみる女性像を研究した本論文は、ディズニー映画の歴史をふまえ、近年の作品にみるヒロイン像の特徴を、欧米のフェミニズム、女性学の議論を参照しつつ考察した。宮崎アニメの女性像との比較や、挿入歌が伝えるメッセージの分析も含み、いわゆるディズニー・プリンセスが、受身的な女性像から主体的に自己主張する女性像へと変化してきたことを、近年の日本社会におけるジェンダー平等実現の動きとも関連づけて確認した。 |
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キーワード1 | ディズニー |
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キーワード2 | 女性像 |
キーワード3 | 恋愛 |
キーワード4 | フェミニズム |
キーワード5 |