学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 竹内 長武 | 年度 | 2017年度 |
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タイトル | 2.5次元作品と原作メディアの関係性 |
内容 | 近年、盛り上がりを見せている漫画やアニメ・ゲームといった2次元作品の舞台化である「2.5次元作品」と、その元となっている原作の関係性とは一体どのようなものであるか、という疑問を元に研究を進めた。まず、第一章では「2.5次元作品」とは何か定義付け、その歴史に触れた。そして、第二章では「2.5次元作品」の代表作のひとつである『ミュージカル「テニスの王子様」』を通して、原作と「2.5次元作品」の関係性を読み解く。そのため、「テニスの王子様」で描かれているひとつの試合に焦点を絞った上で、原作とアニメの比較を進め、ミュージカルに現れるオリジナリティについて考察を進めた。第三章は第二章で踏まえた考察を元に、「2.5次元作品」の新たな可能性や表現について触れ、本論のテーマでもある「2.5次元作品」と原作の関係性についての考察をまとめた。 |
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講評 | 「2.5次元」という新しいらしいネーミングを付けられた演劇についての論考。元々マンガやアニメーションの作品が、舞台に移し変えられて演劇として上演され、その多くがミュージカルの形式を取ることが多い。そうした作品群に見られる傾向を、キャラクターとストーリー展開に注目し分析している。主に「テニスの王子様」を分析対象としつつも、物語性のないゲームまでもが演劇化される現代の傾向を、巨視的な視点でとらえているところがとてもよい。 |
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キーワード1 | 2.5次元作品 |
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キーワード2 | 原作 |
キーワード3 | メディアミックス |
キーワード4 | テニスの王子様 |
キーワード5 |