学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 伊藤 高史 | 年度 | 2017年度 |
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タイトル | 日本社会を渦巻く不良文化の在り方とヤンキー魂の可能性-さまよう「ヤンキー的なモノ・コト」 |
内容 | 社会のメインストリームにおいて、ヤンキーを白眼視することが一般的であるのに対し、その文化は現代でも根強く残っている。そこで、そもそもヤンキーとは誰のことを指し、何故そのような文化が愛され、現代にいたるまで消滅することなく受け継がれてきたのか、現代においてもその存在が活かされる場が存在するのかについて分析した。研究を進めるにつれて、不良には自身のアイデンティティを貫き通そうとする意志の強さ、目標に対する野心、組織に対する帰属意識の強さなど、一般人が本来持つべき重要な人としての性質を備えている存在であることがわかる。その性質は一般大衆に対して非常に魅力的なものとして映り、またそれらを備える存在に対しての一種の憧れや羨望から、現代でも不良が大切な文化として愛されている要因となっている。他人の意見や考えに流されやすく、自身の意見やアイデンティティを見失うことの多い現代において「ヤンキー魂」から見習うことは数多くある。 |
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講評 | このテーマで論文を書くとすれば,「ヤンキー」という概念を的確に定義しないと,恣意的な議論に陥ってしまいます。「ヤンキー」について肯定的なイメージを持っているという点はよくわかるのですが,「ヤンキー」と言われる人の中にも様々な人がいます。概念定義を厳密に行い,議論を行う,ということは学問の基礎でありますが,実際には訓練をしないとできるものではありません。また,各章の論理的なつながりにも欠けていると言わざるをえません。漫画などに表象される「ヤンキー」のイメージを出発点として,十分に社会科学的な議論を展開するにはまだまだ訓練が必要だということを自覚した上で卒業していただきたいと思います。 |
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キーワード1 | ヤンキー |
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キーワード2 | メディア |
キーワード3 | アイデンティティ |
キーワード4 | 組織愛 |
キーワード5 | 文化 |