学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 池田 謙一 | 年度 | 2017年度 |
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タイトル | SNS時代における SNS利用時間別、口コミの影響力と消費行動モデルの考察 ~SNSと生活、SNSと広告、SNSと企業~ |
内容 | 本研究では、インターネットサンプルを利用して、主にTwitterに焦点をあて、その利用時間と口コミ・生活充実度の関係、消費行動モデルを考察、調査したものである。「SNSと生活」に関する調査で、Twitterユーザーの利用時間と生活充実度に直接的な結びつきは見られないことが分かった。直接的な関係はなかったが、SNSが今や生活に必要不可欠であることは、調査から明らかになった。「SNSと口コミ」というテーマでは、口コミや情報がTwitter上で回ってくると、Twitterの利用時間が長い人は、その情報よりも、そのツイートに付随する「いいねの数」や「フォロワー数」に注目することが分かった。また、ツイートに付随する、「いいね」や「フォロワー数」に対して意識を持つ人は、その数が格段に多ければ、尊敬や驚きなど、何らかの感情を持っているということが証明された。「SNSと広告」の項目では、新聞記事や調査結果をもとに、リツイートやいいねを買収して広告したり、インフルエンサーを利用したり、広告手段として最適なものを考察した。消費行動モデルについても、調査結果から、フォロワー数に対しての意識やいいねに対する信頼性などを重点的に考えて、「SCAIPSAS」という消費行動モデルを考案した。 |
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講評 | 今年は、インターネット調査による合同の卒論データの取得以外に、さまざまな手法でデータを取得し、卒論に結びつけたものがあった。テレビ報道を提示し、テレビのインパクトについてのインタビューをしたものもあれば、ドラマの登場人物の名前と性格の相関性についての検討もあり、ツイッターのリツイートの動機についてのインタビュー、さらにはインターネット調査の分析とインタビューを合わせたものもあった。 こうした点で、目的に合わせてゼミ生が適切と思われる実証の方法にこだわった点はよかったと思う。また、インターネット調査の中での仮説検証についても、実験手法を用いた分析も含めて、工夫されたものがあった。 これらは評価できる点だが、一方で、仮説の検証がシンプルでなくどこが分析の肝心な点かわかりにくい、仮説が検証できなかった場合の原因の考察が甘い、といった問題もしばしば目に付いた。卒論の提出が12月の後半でとても早く、ネット調査から分析の時間が十分に持てなかったためであるとも考えられるが、社会に出れば、同様の時間の制約下で結果をきちんと出す、問題があればしっかり対 処する、といったことが求められるので、卒論の反省を踏まえて、今後、活躍してほしい。 |
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キーワード1 | SNS |
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キーワード2 | 生活充実度 |
キーワード3 | 口コミ |
キーワード4 | 広告 |
キーワード5 | 消費行動モデル |