学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 池田 謙一 | 年度 | 2017年度 |
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タイトル | メディアの発展による観光行動への影響 |
内容 | 20世紀の末、マスメディアに加えインターネットが社会に普及していくことで、情報化が進み、世の中にさまざまな変化が生じた。「観光」と「情報化社会」は密接に関係しており、今日の人びとの観光行動にはさまざまなメディア媒体が大きく影響を与えていると推測できる。 本論文では、人びととメディア媒体の関わり方が変化していくなかで、観光行動にどのような影響を及ぼしているのかに着目することにした。第2章では、観光と情報接触の関連性を探るためネット調査を行い、その結果をまとめている。第3章では、近年の観光の実態とメディアとの関わり方から、観光と情報について述べている。そこから、メディアによる与える影響力の違いを明らかにしながら、人々の観光のまなざしの構築や、コンテンツツーリズム、聖地巡礼などメディアから情報を得た後の行動に注目して、メディアの影響力について結論を述べた。 |
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講評 | 今年は、インターネット調査による合同の卒論データの取得以外に、さまざまな手法でデータを取得し、卒論に結びつけたものがあった。テレビ報道を提示し、テレビのインパクトについてのインタビューをしたものもあれば、ドラマの登場人物の名前と性格の相関性についての検討もあり、ツイッターのリツイートの動機についてのインタビュー、さらにはインターネット調査の分析とインタビューを合わせたものもあった。 こうした点で、目的に合わせてゼミ生が適切と思われる実証の方法にこだわった点はよかったと思う。また、インターネット調査の中での仮説検証についても、実験手法を用いた分析も含めて、工夫されたものがあった。 これらは評価できる点だが、一方で、仮説の検証がシンプルでなくどこが分析の肝心な点かわかりにくい、仮説が検証できなかった場合の原因の考察が甘い、といった問題もしばしば目に付いた。卒論の提出が12月の後半でとても早く、ネット調査から分析の時間が十分に持てなかったためであるとも考えられるが、社会に出れば、同様の時間の制約下で結果をきちんと出す、問題があればしっかり対 処する、といったことが求められるので、卒論の反省を踏まえて、今後、活躍してほしい。 |
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キーワード1 | メディア発展 |
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キーワード2 | 観光行動 |
キーワード3 | コンテンツツーリズム |
キーワード4 | 聖地巡礼 |
キーワード5 | 観光のまなざし |