学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 池田 謙一 | 年度 | 2017年度 |
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タイトル | 男性の育児休業取得率とワークライフバランス |
内容 | 本論文では男性の育児休業の取得率についての問題を取り上げている。男性の育児休業取得は女性の取得率と比較するとかなりの格差があり、取得率だけでなく、取得期間の平均も女性の取得期間の平均を大きく下回っている。そのような現状を改善するにはどのような策が有効かを本論文では検討した。具体的にはワークライフバランスに関するデータや調査結果から現在の課題を明らかにし、男性の育児休業取得の壁となっているものを明確にした。またそれらの解決策を講じるために、実際に育児休業を取得した人の意見から検討した。「イクメンプロジェクト」のホームページに記載されている。育児休業取得した男性のインタビュー、アンケート記事を1つのモデルとして扱い、彼らがどのようにして育児休業の取得に至ったか、また休業中の過ごし方などを分析した。男性の育児休業取得には個人の努力、意識だけでなく企業や部署、上司の協力や意識改革が必要である。 |
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講評 | 今年は、インターネット調査による合同の卒論データの取得以外に、さまざまな手法でデータを取得し、卒論に結びつけたものがあった。テレビ報道を提示し、テレビのインパクトについてのインタビューをしたものもあれば、ドラマの登場人物の名前と性格の相関性についての検討もあり、ツイッターのリツイートの動機についてのインタビュー、さらにはインターネット調査の分析とインタビューを合わせたものもあった。 こうした点で、目的に合わせてゼミ生が適切と思われる実証の方法にこだわった点はよかったと思う。また、インターネット調査の中での仮説検証についても、実験手法を用いた分析も含めて、工夫されたものがあった。 これらは評価できる点だが、一方で、仮説の検証がシンプルでなくどこが分析の肝心な点かわかりにくい、仮説が検証できなかった場合の原因の考察が甘い、といった問題もしばしば目に付いた。卒論の提出が12月の後半でとても早く、ネット調査から分析の時間が十分に持てなかったためであるとも考えられるが、社会に出れば、同様の時間の制約下で結果をきちんと出す、問題があればしっかり対 処する、といったことが求められるので、卒論の反省を踏まえて、今後、活躍してほしい。 |
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キーワード1 | イクメン |
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キーワード2 | 育児休業 |
キーワード3 | イクメンプロジェクト |
キーワード4 | |
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